八郎が目を覚ますと、そこは打ちっぱなしのコンクリートに囲まれた、窓のない、
そして見覚えのない部屋だった。
空調は効いているようで、程よい温度に保たれている。
体を起こすと、壁に寄せられたシングルベッドに寝ていたのが判った。
八郎が何気なく視線を下に落とすと、自分が全裸だという事に気づいた。拉致かと思い、
慌てて両手両足を確認すると、拘束はされてなかったので少しだけ安心した。
見たところ16畳ぐらいか、もう少しありそうな広さの部屋だ。見えている扉は3つ。
トイレ、風呂は何となく判るが、もう一つは隣室か外への扉だろうか。
そしてこの部屋で最も八郎の目を引く物。それは八郎と反対の壁に寄せられたベッドと、
それに横たわる女の姿だ。
八郎の寝ていたベッドよりはるかに大きく、夫婦2人の間に子供が入れるぐらいの
横幅がある。キングサイズだという規格なのは、八郎も何となく知っていた。
女は壁を向いて寝ているので顔は見えない。肩と背中が見えていて服を着ていない。
掛けられたタオルケットの下も裸かもしれない。自分がそうだったように、と、
八郎は考える。
髪は金髪のロングヘアを三つ編みにしている。肌は明るい小麦色に焼けていた。
日本人、モンゴロイドでは、こうはならないので、ネットで見た白人、
コーカソイドのように思える。
しなやかな四肢に、光沢のある肌。大学一年生ぐらいだろうか。
なぜここで寝かされているのか。自分と同じ、いつの間にか連れてこられたのか。
ふと八郎は、下腹部に熱い焦燥感を感じた。目の前に全裸の若い女が寝ているという事に、
彼のペニスが反応しつつあるのだ。
そしてこちらに向けている背面で、もっとも性的な場所。八郎は彼女の尻に視線を向けた。
尻の谷間に当たる部分に不自然な出っ張りがあって、タオルケットを押し上げていた。
更に出っ張りは掃除機のホースのように長く伸び、タオルケットの裾から姿を現して、
ベッドの下へ繋がっている。
八郎の股間が数秒と掛からず勃起し、暴力的な怒張をしてみせる。
目の前の女に激しい欲情を覚えている。
日本人離れした男性器は、彼が未だ童貞である理由だった。
女性とのコミュニケーションは人並みにこなせるのだが、いざという場面で
そのサイズを理由に性交渉を断られてしまうのだ。
まだ女の肉を知らないペニスを誇示しながら、八郎は衝動的に、しかし慎重に
タオルケットを下からめくる。
そこには水着の後に日焼けした大ぶりの尻と、肛門から伸びる、太さ3センチ程度の
白いチューブがあった。
チューブは小さく振動していて、何かしらの機械的な作用を彼女にもたらしているようだ。
ただ、性的なバイブレーターというには高級な造りであり、もしかすると医療的な物かと
八郎は考えた。
それが何かという判断はさておき、八郎は次の情報を得るべく、彼女の肩を慎重に
手前へ引っ張った。
そこには尻と同様、水着の跡を残した乳房があった。色白で乳首の沈着も薄く、
何より冗談のように大きく美しい乳房だった。
そして顔は無表情に目を閉じていた。まだあどけなさが残っていて、ピンクの
リップ以外は化粧気が無い。『可愛い』が6、『美人』を4で混ぜた印象だった。
八郎の亀頭の先、鈴口から透明な液体が玉を作る。八郎自身も理解できないほど
欲情しており、一刻も早くこの女に挿入したいとペニスが訴えかける。
顔や乳房をどうにかしたいという欲望もあった。
しかし肛門に接続されているチューブを引き抜き、どのような太さ、長さの物が
入っているのかを確かめたい気持ちが、もっと強かった。
八郎はチューブの肛門近くを握り、感覚を確認しながら慎重に引いた。括約筋の締め付け
が抵抗したが、潤滑油か何かが助けとなって、少しずつ中身が外へ引きずり出された。
挿入されていた部分はチューブより一段太く、4センチほどの太さだ。八郎のペニスと
同等で、亀頭部分よりは少し細い。
ズルズルと引き抜くたび、彼女の肉体が小さく跳ねる。苦しさを訴えているのか、
性的な喜びなのかは八郎には判らない。
20センチほど抜けたところで、残り部分が音を立てて吐き出された。八郎のペニス
よりは短いが、それでもポルノ男優がこなせる男性器サイズだ。
透明な液体にまみれたそれは、複数の小さい穴から液体を垂れ流し、別のいくつかの
穴からは直腸の中身を吸い出す構造の様だ。
排せつ物か、腸壁の老廃物を吸い取っているのか。腸内環境を直接改善しているのか。
もしくは病気の治療なのか。
色々な考えが八郎の脳裏をよぎったが、そんなことは目の前であえぐアヌスに比べたら
些細な問題だった。
ピンクの唇が急速に口を閉じつつあり、透明な液体が何かを欲しがるヨダレのように
垂れている。
八郎は衝動的に中指を肛門にねじ込んだ。アヌスの唇が完全に閉じてしまう前に。
八郎の中指は容易く根元まで飲み込まれ、心地よい括約筋の締め付けと、
小さな痙攣とが歓迎してくれた。
中指を前後させ、中の柔軟性を確認する。そして上下左右に動かすと、
予想以上の柔らかさでアヌスの唇を捻じ曲げる。
アクションを起こすたびに女の口から熱い息が漏れる。その表情からは苦しさと
気持ちよさが混じった複雑な物が感じられる。
もはや一刻も我慢できない。そう考えた八郎は彼女に覆いかぶさり、コンドームを
装着することもせず、彼女の尻の谷間へペニスを潜らせていく。
アヌスから漏れ出る液体が亀頭に触れる。これでピストンの助けになると思い、
八郎は女の肉体へ初めての挿入を試した。
閉じていたアヌスが強引にこじ開けられ、硬く大きく充血した亀頭が不法侵入を果たした。
八郎のペニスが圧倒的な熱と柔らかさに包まれる。こんなにも女の肉体は良い物
なのかと感動を覚える。
上半身は彼女の肉体に縋り付いている。ほんのり甘い香りに汗の匂いがブレンドし、
八郎の脳を焼くほどに鼻孔から染み込んでくる。
抱きしめた体は、女の細身でありながら、体操選手か格闘家ほどにも屈強だ。
引き締まった筋肉は、草原を高速で駆ける草食動物のようだ。
乳房は80代後半。滑らかな曲線がおわん型を作り、日焼け跡がそれを強調している。
美麗と言って良い乳首がとがりつつあり、充血して濃くなっていた。
美しい顔は耐えるように歪み、小さく早い呼吸で酸素を大量に補給している。
彼女の肉体が自分のペニスに対して急速に準備をしている。そう感じた八郎は大きな
自信を持ちつつあった。
腰に力を入れ、より深く挿入する。肉と肉が圧迫し合い、透明な液体が下品な音を立てて
肛門とペニスの隙間からひり出される。
八郎は試しに腰を前後させる。初めてのピストン行為だが、すんなりと行うことができた。
ペニスが順当に気持ち良さを得ることが出来たのだ。
逆に彼女は身をよじり、熱くて太い息を何度も吐き出した。日本人のAVより低い
喘ぎ声だなと八郎は思った。
彼女の尻を圧し潰すような、我がままな腰使いで打ち付ける八郎。
彼女の口から出るのは、もはや呼吸ではなく色の付いた喘ぎ声であり、
八郎の長大なペニスへのレスポンスだった。
直腸内部を圧倒的な容積で蹂躙され、内臓が揺れるピストンで責め立てられる。
何度もめくられる肛門粘膜から激しい快楽が生み出され、ヴァギナのそれと遜色の無い
高揚感が彼女を揺さぶる。
肛門粘膜はペニスを引く際、火山口のように形を変え、彼女の快楽と自尊心がセットで
引きずり出される。
彼女の口からは、母音に濁点を足しただけの、意味をなさない声だけが紡がれる。
目が半眼に開かれていて、意識を取り戻しているのが八郎にも判った。
八郎は彼女の太腿を抱え、挿入したまま横に半回転させた。
彼女が仰向けになり、顔と乳房と股間を正面から見据えられる体位になる。
重力に少しだけ負けて歪む乳房。縦に細く整えられた陰毛と色素の薄いラビア。
意識を取り戻してなおかつ激しい抵抗を見せない女の顔。
全てを視界に入れた八郎に、彼女を独占したいという欲望。征服しつつあるという
満足感が満たされる。
ペニスへの衝動が暴力的になり、稚拙ながらも強いピストンが再開される。
肉が肉を打つ音。液体が肉の隙間から漏れる音。八郎の荒い呼吸と、
彼女のあられもない喘ぎ声が部屋を満たす。
八郎の、陰茎の容積に頼っただけのアナルファックは、彼女に現状からの脱出を
おこなわせず、アナルの快楽を優先させるほど効果を示していた。
括約筋が徐々に力を増してゆく。八郎を圧力で愉しませ、自分の粘膜に強い摩擦を
起こすための締め付けだ。
彼女の喘ぎから愛らしさが減り、代わりに性欲に従順なメスの色が強くなっていく。
八郎は自分の限界が近いことを知り、より暴力的なピストンで最良の射精を得ようと
腰を振る。
彼女の喘ぎが詰まり、何度も強く短い息を吐いて全身を強張らせる。
ほんの少し早く、彼女が絶頂に到達した。
全身をのけ反らせ、つま先を強く握りしめて、全身を強張らせる。
汗が一層吹き出し、日焼けした肌を滝のように流れ、豪奢な光景を作って
オルガスムスに溶ける。
八郎も強い射精感に絞られ、股関節が痺れるほどの前兆に襲われた。
急いで彼女のアヌスからペニスを抜き、腹から乳房へ大量の白濁液を吐き散らす。
それは彼女への中出しを遠慮した物ではなく、2度目も使いやすいままにしようという、
利己的な判断に基づく行動だった。
それでも脳が焼ける程の絶頂が脳を襲い、ペニスと脳を繋ぐ神経の全てが快楽の毒で
汚染された。
それでもまだ力強くそそり立つペニスを構え、八郎は再びアヌスを犯そうか、
それともヴァギナを使うかと考える。
彼女の方は、いまだに股間から愛液を噴きこぼし、無様に股間を晒してオルガスムスに
おぼれている最中だった。